アロマラピーのメカニズム

アロマテラピーのメカニズム

五感の中で唯一脳にダイレクトに伝わるのが「嗅覚」です。
香りの分子を嗅覚がキャッチすると、感情や本能をつかさどる「大脳辺縁系」や、自律神経系をつかさどる「視床下部」にその情報が伝わり、体温や睡眠、ホルモンの分泌、免疫機能などのバランスを整えます。
また、アロマテラピートリートメントなどによって、精油成分が皮膚から身体に働きかけることもわかっています。

 

 

1嗅覚を通して脳に働きかける

香りの分子は電気信号として鼻の奥にある嗅神経に到達し、人間の本能をつかさどる大脳辺縁系に伝わります。この大脳辺縁系は人間の記憶と感情にくわえ、自律神経やホルモン、免疫の調節もつかさどっていますが、それらのはたらきはストレスを受けると低下してしまい、病気など体に不調が現れます。しかし、アロマの香りで脳をリラックスさせてストレスを取り除くことによって、自律神経などの自己免疫機能は向上し、病気にもなりにくくなると言われています。

また、香りは脳に直接はたらきかけるため、アロマテラピーうつ病認知症の治療においても有効だという最近の研究結果もあります。
「ただし、いくらいい作用が期待されるものでも、自分が嫌いな香りだと意味がありません。自分がリラックスできるものを使うことが重要です!」

 

2、血液循環で体に働きかける 

植物油などで希釈したエッセンシャルオイルの成分が皮膚の表面から毛細血管へ到達し、全身の血液循環に乗ります。 血液を通して、成分が臓器や筋肉などの各器官へと伝わり、からだの各症状に効果を現します。